2.3 《お金が逃げていく人の特徴3》具体的な貯蓄の目的がない

「〇年後にいくら必要」といった具体的な目標がなければ、貯蓄への意識はどうしても希薄になり、日々の支出が優先されがちです。

一方で、明確な目的をもってお金を貯めようとすることで、達成感や進捗が実感しやすくなり、貯蓄へのモチベーションも自然と高まっていきます。

お金を上手に管理している人たちは、将来設計を立てながら「何のためにお金を貯めるのか」を明らかにし、それに応じた支出のコントロールができています。

「今すぐ欲しいもの」よりも、「将来的に本当に必要なもの」に優先順位を置く傾向があり、無駄な出費が抑えられているのが特徴です。

何となく使うのではなく、意味のあるお金の使い方を意識しながら、計画的な生活を心がけていきましょう。

2.4 《お金が逃げていく人の特徴4》一攫千金を狙う傾向にある

「お金が貯まりにくい人」には、「一攫千金」に夢を託す傾向が見られることがあります。

「努力よりも運が人生を左右する」といった価値観をどこかで抱えており、現実的な行動よりも一発逆転に期待しており、その結果、自分の力で状況を変えようとする意欲が薄れ、経済的に前向きな行動が取りにくくなるケースも。

一方で、「お金に恵まれている人」は地に足のついた思考を持ち、堅実に努力を重ねることをいとわない人が多い印象です。

自分自身の成長や社会への貢献を意識しながら行動するため、信頼や成果が積み重なり、経済的にも安定したサイクルが築かれていきます。

受け身でチャンスを待つのではなく、自分から機会をつかみにいく姿勢こそが、長期的に見て「お金に強くなる人」と言えるのかもしれません。

まずは日々の行動と考え方を見直し、小さな一歩から始めてみましょう。

3. まとめにかえて

今回は「お金が逃げていく人」の特徴についてまとめてきました。

資産を持っている人は、お金をかけるものを上手く選別して生活しています。

お金があるからといって、常に贅沢な生活を送っているわけではありません。

また、すぐに使う予定のないお金は資産運用に回すことで、資産寿命を延ばす努力をしている人が多いです。

なかなかお金が増えないという人は、使うお金・将来に向けて貯めるお金といったお金の色分けから始めてみてはいかがでしょうか。

参考資料

奥野 友貴