2. リスクを取りすぎる

新NISAで損する人は、リスクを取りすぎている場合があります。

投資は、運用先が少ないほどリスクが大きくなります。たとえば、100万円で1社の株式を購入するのと、1万円ずつ100社の株式を買うのとでは、前者のほうがリスクが大きいです。

投資先の1社が経営不振に陥って株価が急落すると、自分の資産も大きく減ってしまいます。

そのため、大きく損することを避けたい人は、分散投資を心がけましょう。

また、投資する資産の種類によってもリスクの大きさは異なります。一般的に債券はローリスク・ローリターン、株式はハイリスク・ハイリターンな投資商品です。

2.1 分散投資

リスクとリターンの関係

リスクとリターンの関係

出所:日本証券業協会「投資の時間」

そのため、できるだけリスクを低減して運用をしたい人は、債券を中心としたポートフォリオを組むといいでしょう。ただし、リスクとリターンは表裏一体です。リスクを取らないと、リターンを得ることはできません。

年齢や家族構成、現在の資産状況、ライフスタイルなどを考慮して、自分が取れるリスクを判断して投資先を見極めましょう。