2024年の新NISA開始をきっかけに、投資を始める人が増えています。ただし、新NISAで投資をすれば必ず儲かるというわけではありません。

特に直近の株価急落で、投資を辞めようかどうか悩んでいる人もいるでしょう。

そこで本記事では、新NISAで「損する人」がハマる落とし穴を3つ紹介します。初心者の方は、特に陥りやすい点を解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

1. 短期的な値動きに振り回される

まず、投資を始めたばかりの人が特に陥りやすいのが、短期的な値動きに振り回されることです。

投資を始める前は長期投資が大切と考えていても、いざ自分のお金を使って投資を始めると、毎日の値動きが気になって頻繁に株価をチェックする人もいます。

その結果、今回のような株価急落に耐えられず狼狽売りして投資から距離を取ってしまうケースも少なくありません。

ただし、投資は長期的に見ると資産が増える可能性が高いです。もちろん投資先によるため絶対とは言えませんが、たとえばアメリカの主要株式500社を対象とする「S&P500」は、過去28年間で約7.3倍の上昇(ドルベース)です。

短期的に見るとリーマンショックやコロナショックでの暴落を経験していますが、長期的に見るとその影響は小さいです。

そのため、老後資金などの運用を目指す人は、短期的な値動きに振り回されるのではなく、長期的な資産形成を心がけましょう。

2. リスクを取りすぎる

新NISAで損する人は、リスクを取りすぎている場合があります。

投資は、運用先が少ないほどリスクが大きくなります。たとえば、100万円で1社の株式を購入するのと、1万円ずつ100社の株式を買うのとでは、前者のほうがリスクが大きいです。

投資先の1社が経営不振に陥って株価が急落すると、自分の資産も大きく減ってしまいます。

そのため、大きく損することを避けたい人は、分散投資を心がけましょう。

また、投資する資産の種類によってもリスクの大きさは異なります。一般的に債券はローリスク・ローリターン、株式はハイリスク・ハイリターンな投資商品です。

2.1 分散投資

リスクとリターンの関係2/3

リスクとリターンの関係

出所:日本証券業協会「投資の時間」

そのため、できるだけリスクを低減して運用をしたい人は、債券を中心としたポートフォリオを組むといいでしょう。ただし、リスクとリターンは表裏一体です。リスクを取らないと、リターンを得ることはできません。

年齢や家族構成、現在の資産状況、ライフスタイルなどを考慮して、自分が取れるリスクを判断して投資先を見極めましょう。

3. 高額な手数料を支払う

新NISAを始める人の中には、投資信託を購入する人も多いです。

投資信託とは、多くの投資家から集めたお金を専門家が運用する商品です。投資先やポートフォリオの組み換えをプロがおこないます。

投資信託のしくみ3/3

投資信託のしくみ

LIMO編集部作成

ただし、投資信託は運用手数料がかかります。そのため、投資信託を購入する際には運用手数料に注意が必要です。

たとえば、運用手数料が年率1%の投資信託を100万円購入すると、毎年1万円の手数料がかかります。投資信託を選ぶ際には、投資先や運用方針に加えて、運用手数料も確認するようにしましょう。

4. リスク分散しながら長期投資をおこなおう

本記事では、初心者が陥りがちな新NISAの落とし穴を3つ紹介しました。

老後資金の確保などを目指す場合、投資はリスクを分散しながら長期的におこなうことが重要です。

ぜひ、日々の株価変動に惑わされず、長期的な視点で資産が増えることを目指してみてください。

参考資料