少子高齢化が叫ばれる現代。
厚生労働省「令和5年(2023)人口動態統計月報年計(概数)の概況」によれば、令和5年の生数は72万7277人(前年比4万3482人減少)となっています。
今回は子育て世帯に視点をあてて、その世帯数や収入、生活ぶりをみていきましょう。
1. 【子育て世帯】世帯数はおよそ30年で約35%減
まずは厚生労働省「2023(令和5)年 国民生活基礎調査の概況」をもとに、児童※のいる世帯についてみていきましょう。※18歳未満の未婚の者
児童のいる世帯は全世帯のうち18.1%であり、その内訳は以下の通り。
1.1 2023年児童のいる世帯(983万5000世帯・全世帯に占める割合18.1%)
- 児童が1人いる世帯:478万2000世帯(児童のいる世帯の48.6%)
- 児童が2人いる世帯:390万2000世帯(児童のいる世帯の39.7%)
- 児童が3人以上世帯:115万2000世帯(児童のいる世帯の11.7%)
年次推移をみると、約30年前である1992年は以下の通り。
1.2 児童のいる世帯(1500万9000世帯・全世帯に占める割合36.4%)
- 児童が1人いる世帯:577万2000世帯(児童のいる世帯の38.5%)
- 児童が2人いる世帯:669万7000世帯(児童のいる世帯の44.6%)
- 児童が3人以上世帯:254万世帯(児童のいる世帯の16.9%)
約30年前に比べると、児童のいる世帯でみれば約35%減。
昔は子ども2人の世帯が最も多かったですが、現代は子ども1人が多いです。