総務省「人口推計(2024年(令和6年)10月1日現在) ‐全国:年齢(各歳)、男女別人口 ・ 都道府県:年齢(5歳階級)、男女別人口‐」によると、65歳以上の人口が前年に比べて1万7000人の増加となりました。

昨今の日本では少子高齢化の影響から、「年金が少なくなるのでは」と考えている方も少なくないかと思います。

今回の記事では、そんな年金受給世代の年金や平均貯蓄額について詳しく書いていますので、ぜひ最後までご覧ください。

1. 65歳以上の単身無職世帯「家計収支は赤字?黒字?」

2025年3月11日、総務省は2024年(令和6年)の最新家計調査報告を発表しました。

この調査によると、65歳以上の単身無職世帯(高齢単身無職世帯)の月々の家計収支は、2万7817円の赤字となっています。

65歳以上の単身無職世帯(高齢単身無職世帯)の家計収支

65歳以上の単身無職世帯(高齢単身無職世帯)の家計収支

出所:総務省「家計調査報告 〔 家計収支編 〕 2024年(令和6年)平均結果の概要」

収入は13万4116円で、そのうち社会保障給付(年金など)が12万1629円を占めています。

一方で、消費支出は14万9286円、非消費支出が1万2647円となっており、毎月赤字が発生していることがわかり、この赤字分は、主に貯蓄を取り崩して補っていると考えられます。

次に、現在の70歳代の貯蓄状況について見ていきましょう。