2. 昨年8月の安値も割り込み、大幅に下落
先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。3月の上旬から、主要な移動平均線を割り込み、調整局面になっていました。3月11日には一時、3万6000円を割り込み、3万5987円まで下落しました。ただ、その後反発すると、19日には一時、3万8128円まで上昇しました。その後は25日線付近で上値を押さえられていました。
今後の展開はどうなるでしょうか。なかなか厳しい状況です。先週は一時、3月11日の安値付近でもみ合うような動きも見せましたが、そこを下放れると一気に3万4000円も割りました。その下には昨年8月11日の安値(3万1156円)あたりまで目立った節がありません。ずるずると下がってしまうこともあり得ます。さらにここを割ると、3万円割れも見えてきます。どこまで踏みとどまれるか注目されますが、楽観はできません。
昨年8月11日の安値(3万1156円)あたりまで目立った節がなく、ここを割ると、3万円割れも見えてきます。どこまで踏みとどまれるか注目されますが、楽観はできません。

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参考資料
下原 一晃