株式会社帝国データバンクの「価格改定動向調査」によると、2025年4月の値上げは4225品目にものぼります。

1年6か月ぶりに4000品目を超えるということで、私たちの暮らしへの影響が懸念されます。

特に、現役を引退したシニアの収入源は「公的年金」になることが多く、限られた収入の中でこの物価高をやりくりできるのか不安になる方も多いでしょう。

一方で、年金生活者は「悠々自適で余裕がある」というイメージを持つ人もいます。

実際のシニアの暮らしぶりはどのようになっているのでしょうか。

本記事では、統計調査をもとに65歳以上の無職夫婦世帯の収支に迫ります。

1. 65歳以上無職夫婦世帯「ひと月の赤字」はどれくらい?

一般的な老齢年金の受給開始年齢は65歳。このタイミングで仕事から完全に引退する人も多いでしょう。

そこで、厚生労働省の「家計調査報告〔家計収支編〕2024年(令和6年)平均結果の概要」より、標準的な65歳以上の無職夫婦世帯の家計収支を見ていきます。

1.1 収入:25万2818円

■うち社会保障給付(主に年金)22万5182円