6. 【年金の基本】本人が年金の相談に行けないとき、家族や友人が代わりに相談に行ってもいいですか。
年金受給に関して疑問や不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか。ここでは、最低限知っておきたい「年金についての基本」を説明します。
6.1 Q 家族や友人が代わりに相談に行けますか?
→A 本人が年金の相談に行けない場合、家族や友人が代わりに相談することは可能です!
代理の方が相談に行く際には、以下の書類が必要です。
- 本人の委任状:日本年金機構のウェブサイトから「年金相談・手続き委任状」をダウンロードできます。
- 代理人の方の本人確認ができる書類:運転免許証、パスポートなど。
ただし、個人情報を含む年金相談には、本人(委任者)の基礎年金番号が必要です。
7. まとめ
4月からは値上げだけでなく生活に関わる制度や支援策も動き出します。
- 電気や都市ガス値上げ
- 電気代に上乗せする際エネ賦課金が増額
今後も日々のやりくりに頭を悩ませる日々が続きそうです。
物価高騰の影響を受けやすい低所得者世帯、特に「住民税非課税世帯」を対象とした給付金は、特に所得の低い年金受給者にとって実質的な支援となる仕組みです。
制度の概要や支給対象、申請の方法をきちんと把握しておくことで、必要な支援を漏れなく受け取ることができます。
社会全体がインフレや制度の変化に揺れる今こそ、自分や家族の暮らしを守るために、使える制度を正しく理解して活用することが重要です。
年金額の増額とあわせて、支援制度の情報をしっかり押さえておきましょう。
参考資料
- 内閣府特命担当⼤⾂(経済財政政策)「国⺠の安⼼・安全と持続的な成⻑に向けた総合経済対策」
- 総務省「個人住民税」
- 札幌市「個人市民税」
- 厚生労働省「令和5年国民生活基礎調査」
- 金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査 2024年」
- 日本年金機構「年金Q&A (年金相談)」
- 日本年金機構「年金相談や手続きを代理人に委任するとき」
三石 由佳