2. 老後生活費の実態
総務省統計局の「家計調査報告_家計収支編(2024年)」によると、65歳以上の無職夫婦世帯の消費支出の平均額は、月々約25万6000円となっています。
2023年の同調査と比較すると、6000円上昇しており、物価高騰の影響が家計を圧迫している様子が伺えます。
支出の内訳は以下の通りです。
- 食料費:29.8%
- 交通・通信費:10.8%
- 教養娯楽費:9.9%
- 光熱・水道費:8.5%
- 保険医療費:7.2%
- 住居費:6.4%
- 家具・家事用品費:4.8%
- 被服及び履物費:2.2%
- その他費用:20.4%(うち交際費9.3%)
老後の生活費の中でも、特に金額が大きく、かつ節約の工夫ができる項目として、「食費」と「光熱費」について詳しく見ていきましょう。