老後の生活資金のために、現役時代から貯蓄に励んでいる方も多いのではないでしょうか。 しかし、具体的に老後のためにどのくらいの貯蓄が必要なのか、一般的な貯蓄額はいくら程度なのか、という疑問をお持ちの方も多いでしょう。
2024年の「家計の金融行動に関する世論調査」によると、60歳代の二人以上世帯で貯蓄額が3000万円以上ある世帯は全体の20%という結果が出ています。
「老後資金2000万円問題」という言葉が話題になって久しいですが、2000万円でさえ貯まるかどうか不安な人が多い中で、3000万円以上貯蓄している世帯が20%もいると思うと、とても羨ましく感じてしまいますよね。
しかし、老後資金を考える上で重要なのは、貯蓄額だけではありません。毎月の収入と支出を把握し、将来の収支バランスを予測することが大切です。
そこで今回は、60歳代の貯蓄の実態を解説するとともに、現在の65歳以上無職夫婦世帯の生活費とその内訳について詳しく解説します。ぜひ、ご自身の老後設計の参考にしてください。