4. 思い描く老後にむけてどう対策するか
誰しも「老後こんな生活がしたい」という夢を思い描くことはあるでしょう。
現役時代に仕事や家事に育児にと頑張ったのだから、老後は好きな趣味に没頭したい、世界を旅していろいろな文化に触れたい、夢だったカフェをひらきたいなど、やりたいことを抱える方も多いと思います。
ただ望む老後生活を過ごすには、その基盤としてお金が重要です。
現役時代は今の生活に精一杯になりがちですが、やがてくる老後に向けて、少額でも備えておきたいところ。
まずはねんきんネットなどで年金見込み額を確認し、リアルな老後の年金収入を把握することは大切です。
それにあわせて、「毎月コツコツ老後に備える」ための積立貯金や、新NISAを利用して積立投資をする方法もあります。
投資はリスクがありますが、効率よく運用できる場合もあるので、まずはシミュレーションで運用した場合の金額を試算してみてください。
もちろんリスクがあるので損をする可能性がありますが、長期間のつみたて投資や分散投資でリスクを軽減することも可能ですので、しっかりと情報集をおこない、自身に合った方法を選んでいきましょう。
あわせて制度は変化するものですので、お金に関する情報収集は常に行っていきましょう。
参考資料
- 総務省「統計からみた我が国の高齢者-「敬老の日」にちなんで-」
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 総務省統計局「家計調査報告〔家計収支編〕2024年(令和6年)平均結果の概要」
- 金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査 2024年」
宮野 茉莉子