3. 60~70歳代「平均貯蓄額」はいくら?中央値も
最後に老後生活を支えてくれる貯蓄について、金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査 2024年」より60歳代と70歳代の二人以上世帯について確認しましょう。
3.1 60歳代の貯蓄額(平均・中央値)
3.2 70歳代の貯蓄額(平均・中央値)
60~70歳代とも平均は2000万円前後ですが、中央値は650~800万円となっており、1000万円未満でした。
円グラフを見ると世帯差が大きく、中央値は1000万円未満ですから老後の貯蓄を貯めるのは簡単でないとわかります。
先ほどの60歳代後半は約4万5000円の赤字でしたが、老後を25年間と仮定すると、生活費の赤字だけで1350万円にもなります。
もちろん支出は年齢により下がる可能性もありますが、ほかにも旅行やリフォーム、病気や介護など万が一の時のお金を考えると、貯蓄が心もとない世帯も少なくありません。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
くらしとお金の経済メディア『LIMO』編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)を保有し、支店にて国内外株式、債券、投資信託、保険商品などの販売を通じて個人顧客向け資産運用コンサルティング業務に従事し、個人のお金の悩みを解決してきた。特に投資信託や株式、債券などを用い、顧客ニーズにあわせた丁寧でわかりやすい資産運用提案が強み。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』編集長。厚生労働省や金融庁など官公庁の公開情報等をもとに公的年金(厚生年金保険と国民年金)、社会保障制度、貯蓄、教育、キャリアなどをテーマに執筆中。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも副編集長として記事を執筆している。3児のひとり親で中学・高校社会科(公民)教員免許保有。趣味は音楽鑑賞と読書(2026年6月26日更新)