エンゲル係数という言葉をご存じでしょうか?エンゲル係数とは、消費支出に占める食費の割合を指すものです。

総務省によると、24年は28.3%と1981年以来の高水準となり、これは生活費のうち約三割を食費が占めている、ということになります。

FPとして将来資金準備の必要性をお伝えする中で、「老後は今より生活水準を下げて年金だけで生活していく予定です」とおっしゃるかたもたまにいらっしゃいます。

生活水準を下げるために、趣味を我慢したり、浪費を減らしたりすることはできても、「食事をとらない」というわけにはいきません。

日々の食費や光熱費を押し上げ、多くの家庭の家計を圧迫しています。

このように物価高騰の波が押し寄せる中、政府は昨年、物価高騰の影響を受けやすい低所得世帯への支援策として「住民税非課税世帯への3万円給付金」を、2024年度補正予算(2024年12月成立)に盛り込みました。

各自治体でその給付の手続きが進められています。

次章で、この給付金の概要を整理しましょう。

※対象世帯となる要件や、給付スケジュール、申請方法については、自治体により異なります。
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