1.2 リスクを分散するには「投資のタイミングを分散する」という方法も
将来にかけて大きく資産を増やしていきたいのであれば、選ぶ金融商品でリスクを過剰に抑えるのではなく、成長が期待できる資産を毎月買付することでリスクを分散することもできます。
このようにタイミングの分散でリスクを抑えていくのも良いでしょう。
運用を考えるときはご家庭の貯蓄全体を見渡して、どれくらいのリスクが取れるかを考えましょう。
2. 【新NISA・iDeCo】後悔しがちなこと2「物価高」による生活費の負担
長らく物価の上昇が続いており、生活に負担が生じやすくなっています。
総務省「2020年基準 消費者物価指数 全国 2025年(令和7年)1月分(2025年2月21日公表)」によると、消費者物価指数の総合指数は前年同月と比べ4.0%増加していることがわかりました。
資産運用をはじめる方が増加傾向にありますが、資産運用に取り組むには、まず「生活費の確保」を行うことが大切です。
また、ご自身だけでなくご家族のライフプランにも着目し、「近い将来必要となる出費」がいくらくらいになるのか確認することも必要です。
資産運用は利益が期待できるだけでなく、価格変動リスクが伴います。
そのため、家計の余剰資金を用いて、新NISAやiDeCoの活用を検討すようにしましょう。