1.4 所得税と復興特別所得税
公的年金額が一定以上となれば所得税が課税されます。
「東日本大震災からの復興のための施策を実施するために必要な財源の確保に関する特別措置法(平成23年法律117号)」により、所得税の源泉徴収の際に併せて復興特別所得税もかかります。
所得税及び復興特別所得税は、年金より源泉徴収されます。
1.5 個人住民税と森林環境税
前年中の所得に対し、住民税が課税されます。
2024年度からは、個人住民税の均等割と併せて森林環境税が年額1000円課税されるようになりました。
これらも、基本的には年金からの天引きで納めます。
以上が年金から天引きされるお金です。では逆に、天引きされない人はどのような人なのでしょうか。
2. 厚生年金と国民年金から「税金と社会保険料」が天引きされない人とは?
年金から税金や社会保険料が天引きされる条件があり、それらを満たさない場合は年金から天引きされません。
2.1 介護保険料が天引きされない人
介護保険料は、以下に該当すると年金から天引きされずに普通徴収となります。
- 老齢基礎年金等の年額が18万円未満
- 年度途中で保険料が減額・増額になった人
- 年金の受給開始年度
その他、年金現況届の提出を忘れたときなども天引きが止められるケースがあります。