3. 年金から天引きされる国民健康保険料の計算方法
次に、年金から天引きされる国民健康保険料の計算方法を紹介します。
国民健康保険料は、次の3つを合計して原則同時に計算します。
- 医療分:国民健康保険の給付財源となる保険料
- 支援分:後期高齢者医療制度への支援金
- 介護分:介護保険の給付財源になる保険料
各保険料は、住民税と同じように所得割と均等割を合算して算出します。少し複雑ですが、江戸川区のホームページに掲載されている計算方法を見るとイメージしやすいでしょう。
ただし、65歳になると国民健康保険料と介護保険料は別々に計算し徴収されるため、65歳以上の人の国民健康保険料は医療分と支援分の合計額となります。
収入が年金だけの単身者の国民健康保険料は、上記を合計して次の通りです。
国民健康保険料=課税所得×(9.40%+3.15%)+(5万1600円+1万7400 円)=(年金収入-153万円)×12.55%+6万9000円
所得割の税率や均等割額は地方自治体によって異なるため、居住地の自治体ホームページなどで確認しましょう。