4. バラ苗を鉢に植える方法
4.1 植え付けの適期
バラの苗は「大苗」と「新苗」に分かれます。大苗は落葉した休眠状態の二年生苗で、 植え付け適期は11〜3月。価格はやや高めですが、生長している株なので育てやすく、初心者にオススメです。
新苗は春に販売される1年目の若い苗で、4〜6月が植え付け適期。リーズナブルな価格ですが、しっかりした苗に育てるためにはやや手間がかかります。
4.2 植え付けに必要なもの
- 鉢:7~8号程度で、高さのある縦長鉢が理想的
- 鉢底石:排水性向上と根腐れ防止のための、軽石やパーライトなど
- 用土:バラ専用の培養土、または赤玉土6・腐葉土3・堆肥1の割合でブレンド
4.3 植え付けの手順
植木鉢の底から1/3程度まで用土を入れます。購入した苗をポットから引き出し、大苗の場合は根鉢を軽くほぐし、新苗は根鉢を崩さないようにして鉢の中央に置きましょう。
すき間ができないように土を上から優しく入れ、軽く手で押さえます。その際、根元にある接ぎ木部分が、土に埋もれないように気をつけましょう。
4.4 植え付け後の水やり
植え付けたら鉢底から水が流れ出るまでしっかりと水を与え、これを2〜3回繰り返します。植え付け直後は土が沈みやすいので、必要に応じて追加で土を入れてください。
4.5 支柱の設置
新苗の場合は接ぎ木部分がはがれないように支柱を立てます。枝を台木に接いだばかりではがれやすいので、接ぎ木部分に巻いてある保護テープは、秋まで取らないように。