4月になって新年度がスタートしました。4月15日は年金支給日ですが、物価上昇が続く中、苦しい生活を余儀なくされる年金生活者もいます。

政府は、年金受給世帯や低所得世帯への給付金施策や光熱費補助などを検討していますが、年金受給額は個人差が大きく、すべての世帯が満足できるわけではありません。

厚生年金と国民年金の受給額を1歳刻みで見てみると、年齢や加入期間、保険料の納付額などによって受給額は大きく異なることがわかります。たとえ物価上昇率を上回る年金額の引き上げが行われても、実質的な生活水準は、個々の生活状況などによって変化するでしょう。

本記事では、最新の年金データをもとに、シニア世代の年金事情を詳しく解説します。年金受給額の仕組みや、今後の年金制度の課題についても掘り下げていきます。これから老後資金準備をお考えの方は、ぜひ参考にご覧ください。