筆者は久しぶりに病院に行きましたが、周りを見てみると、待合に並んでいる方の大半は高齢者でした。
現役世代で働いている人間は高齢者と比べると病院に行く頻度が少ないので、当然のことなのかもしれませんが老後は1か月に治療費がどの程度かかるのか不安になります。
日本では原則として75歳になると後期高齢者医療制度に加入します。また、65歳以上の方で一定の障がいがあると認定を受けた方も後期高齢者医療制度の対象となります。
本記事では、後期高齢者医療制度について解説。年金収入195万円の人の保険料が月額どのくらいかを都道府県別にご紹介していきます。
1. シニアが加入対象の「後期高齢者医療制度」とは?加入対象をおさらい
公的な健康保険にはいくつかの種類があり、加入する制度は働き方や生活状況に応じて異なります。
- 協会けんぽ…中小企業で働く従業員
- 組合管掌健康保険…大企業で働く従業員
- 共済組合…公務員や私立教職員
- 船員保険…船員
- 国民健康保険…上記にあてはまらない無職や自営業の人など
後期高齢者医療制度は、そうした公的健康保険の一つに位置づけられています。
それまで別の保険に加入していた人でも、原則として75歳に達すると、この制度に自動的に移行し、全員が対象となる仕組みです。