老後生活を支える大切な収入源である、公的年金。
実は、そんな年金からも天引きされるお金があるのをご存知でしょうか。
年金所得によって天引きされるお金の種類や金額は異なりますが、税金や社会保険料が天引きされることが一般的です。
老後生活の準備として「ねんきん定期便」などで金額をチェックしたことがある人も多いと思いますが、実際の手取りに驚くことがないよう、年金から天引きされるお金について予習しておきましょう。
実際に天引きされるお金を知ることのできる、「年金振込通知書」を使って解説していきます。
1. 「年金振込通知書」とは?年金の何がわかるのか
給与からさまざまなお金が天引きされるように、老後に受け取る公的年金からも、各種税や社会保険料が天引きれます。源泉徴収、特別徴収という表現を用いることもあります。
「翌年4月までに毎回支払われる年金額および天引きされる項目と金額」については、毎年6月頃に送付される「年金振込通知書」で確認できます。
原則として年に1回の送付ですが、振込額や振込先口座に変更があった場合には、新しいものが都度発行されます。
年金振込通知書が届いたら、「6つの項目」を確認するようにしましょう。