3. 老後の収支をシミュレーションしておこう

年金から天引きされるお金について解説しました。

老後に年金だけで過ごせるかどうかは、事前のシミュレーションが非常に重要になります。

特に収入においては、年金の額面だけでなく手取りも意識しておきたいものです。とはいえ税金や社会保険料を計算するのは複雑であるため、ざっくり7~8割程度で見込んでみるのもひとつです。

60歳以降の働き方も含め、理想の老後について考えてみましょう。

4. 【ご参考】年金に関する疑問や不安を解消!よくある質問を解説

年金Q&Aまとめ

年金Q&A

出所:日本年金機構などをもとにLIMO編集部作成

「年金って難しそう…」と感じている人は、多いのではないでしょうか。でも、基本のポイントを押さえると、意外とシンプルなのです。ここでは、年金についてよくある疑問について、わかりやすくお答えしていきます。

4.1 年金の仕組みってどうなってるの?

まず、日本の公的年金は「2階建て」構造です。下の階が「国民年金」、その上に「厚生年金」があるイメージです。

国民年金

国民年金は、20歳から60歳未満の全員が加入対象。特に自営業やフリーランスの方がメインです。

毎月決まった金額を支払います。いわば、年金の基礎部分です。

厚生年金

厚生年金は、会社員や公務員の方が加入対象です。こちらは収入に応じて保険料が変わるので、もらえる年金額も収入の影響が大きくなってきます。

そのため、個人差が出やすくなっています。