1.1 2025年度の「支給停止調整額」は51万円

2025年度の在職老齢年金制度の支給停止調整額は、51万円に引き上げられます。

在職老齢年金制度の支給停止調整額

在職老齢年金制度の支給停止調整額

出所:厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします」

上限額が1万円引き上げられる形です。

厚生労働省の「在職老齢年金制度について」によると、65歳以上で働きながら年金を受給している人の16%(約50万人)が年金の支給停止の対象となっている現状があります。

60歳を超えて働く方は今後も増えると予想されますが、その影響についても知っておくことが大切です。

では、実際に年金がどれほど減額されるのか、次章で見ていきましょう。