2. 【2025年度】「後期高齢保険料」の保険料はいくら?全国平均をチェック
後期高齢者医療制度における保険料は、すべての加入者が等しく負担する「均等割額」と、前年度の所得に基づいて決まる「所得割額」を合算して算出されます。
なお、この保険料は各都道府県で定められているため、同じ収入であっても地域によって負担額が異なります。
以下に、2025年度の全国の平均的な金額を示します。
- 被保険者均等割額の年額:5万389円
- 被保険者均等割額の月額:4199円
- 所得割率:10.21%
- 平均保険料額の年額:8万6306円
- 平均保険料額の月額:7192円
厚生労働省は、各都道府県における保険料の目安として「年金収入195万円のひとり暮らし世帯」を基準とした試算結果を公表しています。
次章にて、こちらのデータも確認してみましょう。
3. 【2025年度】後期高齢者医療制度の保険料を「都道府県別」で比較
厚生労働省の「後期高齢者医療制度の令和6・7年度の保険料率に関する資料」を参考に、2025年度の各都道府県における保険料の違いを確認していきます。
なお、保険料は収入額によって変動するため、今回は厚生労働省が示している「前年の年金収入が195万円の単身世帯」をモデルとしたケースで比較しています。
- 全国:5673円
- 北海道:6325円
- 青森県:5415円
- 岩手県:4808円
- 宮城県:5216円
- 秋田県:5042円
- 山形県:5283円
- 福島県:5056円
- 茨城県:5358円
- 栃木県:4991円
- 群馬県:5567円
- 埼玉県:5067円
- 千葉県:5008円
- 東京都:5355円
- 神奈川県:5440円
- 新潟県:4850円
- 富山県:5033円
- 石川県:5573円
- 福井県:5458円
- 山梨県:6003円
- 長野県:5156円
- 岐阜県:5400円
- 静岡県:5275円
- 愛知県:6117円
- 三重県:5475円
- 滋賀県:5371円
- 京都府:6180円
- 大阪府:6495円
- 兵庫県:6134円
- 奈良県:5833円
- 和歌山県:6125円
- 鳥取県:5892円
- 島根県:5618円
- 岡山県:5758円
- 広島県:5438円
- 山口県:6408円
- 徳島県:6033円
- 香川県:5892円
- 愛媛県:5719円
- 高知県:6100円
- 福岡県:6641円
- 佐賀県:6250円
- 長崎県:5792円
- 熊本県:6259円
- 大分県:6509円
- 宮崎県:5675円
- 鹿児島県:6592円
- 沖縄県:6410円
ここで示した内容はあくまで平均的なものであり、実際の後期高齢者医療制度の保険料は、居住する地域や所得水準によって異なります。
多くの方は、公的年金からの天引き(特別徴収)で納付していますが、一部の人は口座振替や納付書による「普通徴収」を利用しています。
この普通徴収の場合、納付が遅れると延滞金が発生することもあるため、支払いのタイミングには十分注意が必要です。