3. 老後対策(2)公的年金の受給見込み額を知る

仕事をリタイアしたあとのセカンドライフでは、公的年金が主な収入源になります。

「老後は年金があれば何とかやっていけるだろう」と考えていると、いざセカンドライフを迎えたときに苦労してしまうかもしれません。

日本では「国民皆年金制度」が採用されていますが、年金の受取額は現役時代の働き方や年収、加入年数などによって大きく異なります。

老後に向けて適切な資金計画を立てるためには、「将来自分はどれくらいの年金を受け取れるのか」ということを知っておくことが大切です。

公的年金の受給見込み額は、「ねんきんネット」や毎年誕生月に届く「ねんきん定期便」で確認することができます。

勤務先に企業年金制度がある場合や、確定拠出年金などの私的年金制度に加入している場合は、その見込み額も併せて確認しておきましょう。

4. 老後対策(3)計画的な貯蓄に取り組む

老後資金は、一朝一夕ですぐに準備できるものではありません。

安心して老後を迎える資金をきちんと準備するためには、早いうちから計画的に貯蓄に取り組むことが大切です。

将来の生活設計によって、仕事をリタイアするタイミングや老後の生活費などを具体的にしておけば、自ずと自分に必要な老後資金が明確になります。

そのうえで、「目標額を貯めるためには毎月どれくらいの金額を貯蓄すればよいのか」ということを試算してみましょう。