【2025年度年金額】1.9％増へ。増額は何月分から？支給はいつ？年金一覧表で厚生年金・国民年金の平均月額もみる「年金額改定通知書」と「年金振込通知書」で「控除後振込額」の確認を

年金の支給は偶数月となっており、来月4月が次の年金支給月です。

毎年度、改定される年金額。2025年度は物価高もあり1.9％の増額となりました。

増額されるのは「2025年4月分」からですが、実際に受け取るのは「2025年4月分・5月分」を6月13日の年金支給日に受けとります。

増額は嬉しいものですが、マクロ経済スライドによる調整で実質的には目減りとなっており、また今年も物価高は続いているので計画的に使いましょう。

筆者である私は、個人向け資産運用アドバイザーとして従事しておりますが、お客様からのお問い合わせとして多い内容として「節税について教えてください」といったご相談があります。

昨今の日本では消費税が高くなるなど、税金や社会保険料に悩まされている方も少なくはないと思います。税金や社会保険料は実は将来の年金からも基本的には引かれます。そのため、天引きされる金額についても確認をすることが大切です。

今回は年金一覧表でみんなの平均的な受給額を見た後、年金から天引きされるものについて詳しく見ていきましょう。

1. 厚生年金と国民年金の仕組み

日本の公的年金制度を確認しましょう。

【写真】厚生年金と国民年金の仕組み、2枚目から年金一覧表もチェック！

出所：日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」等を参考にLIMO編集部作成

日本の年金は国民年金と厚生年金の2階建てです。

国民年金は20歳以上60歳未満のすべての人が原則加入し、保険料は一律です。

一方で厚生年金は会社員や公務員などが国民年金に上乗せして加入し、収入に応じた保険料を支払うという違いがあります。