3. 私立中学に通う子どもの「親の平均年収」はどのくらい?
私立中学校に通わせる場合、教育費の負担は公立中学校に比べて1年間で約2.8倍に達しますが、実際に私立中学校に通う子どもを持つ家庭の平均年収はどのくらいなのでしょうか。
総務省統計局「子供の学習費調査 令和5年度」によると、私立中学校に通う子どもを持つ家庭の年収に関する世帯割合は以下のとおりです。
- 400万円未満:5.4%
- 400~599万円:7.3%
- 600~799万円:11.4%
- 800~999万円:15.7%
- 1000~1199万円 :18.4%
- 1200万円以上:41.9%
私立中学校に通う子どもを持つ家庭の平均年収の主要な層は1200万円以上で、全体の約40%が年収1000万円以上という結果が出ています。
このことから、私立中学校に通わせている家庭の年収は比較的高い傾向にあることがわかります。
4. 計画的に将来の教育資金を準備しておこう
本記事では、私立中学校に通うための「学費の目安」や、私立中学に通う子どもの「親の平均年収」について詳しく紹介していきました。
私立中学校に通わせるための費用は、公立中学校より2.8倍高く、学費以外にも塾代や受験費用などが追加でかかります。
そのため、私立中学の受験を考えている場合、早い段階から教育資金を積み立てることが重要です。
教育費用をすぐに用意するのは難しいため、子どもが成長する10年後や15年後を見据え、計画的に資金を貯めていけると良いでしょう。
参考資料
和田 直子