1.1 【総所得のうち公的年金・恩給が占める割合】

  • 100%の世帯:41.7%
  • 80~100%未満の世帯:17.9%
  • 60~80%未満の世帯:13.9%
  • 40~60%未満の世帯:13.2%
  • 20~40%未満の世帯:9.3%
  • 20%未満の世帯:4.0%

総所得が公的年金・恩給のみとなっているのは全体の約4割で、残りの6割は公的年以外にも収入源を確保していることが分かります。

1.2 公的年以外の収入源とは?

では、公的年以外にも収入源がある人は、どのような所得を得ているのでしょうか。

前述の厚生労働省の調査によると、高齢者世帯における平均所得の構成割合は下記の通りです。

  • 稼働所得:26.1%
  • 公的年金・恩給:62.9%
  • 財産所得:4.6%
  • 年金以外の社会保障給付金:0.8%
  • 仕送り・企業年金・個人年金・その他の所得:5.6%

高齢者世帯では、公的年金・恩給の次に稼働所得が多い結果となっています。

稼働所得とは、勤務先からの給与や事業所得など「働いて得たお金」のことです。

つまり、高齢者所得では公的年金に加えて、働きながら所得を得ている世帯も多いことが分かります。