2月14日の年金支給日を終え、今月3月は年金支給がありません。

年金シニアの主な収入源となる公的年金ですが、実は3年連続で受給額が増加することが決まっています。

公的年金の支給額は物価と賃金の変動に応じて毎年度改定される仕組みとなっており、2025年度は前年から1.9%引き上げられます。

物価が上がり続けている為、年金受給額が引き上げられても高齢世帯の生活が豊かになるとは言い切れません。今後も物価は上がると予想されていることから、年金生活を目前に迫る年齢層は不安に思うかもしれませんね。

そこで本記事では、現代シニアの年金受給額について確認していきます。老後の資金対策の参考にしてください。

1. 【年金一覧表で見る】国民年金「60歳代・70歳代・80歳代・90歳以上」の平均月額

まずは、自営業者や専業主婦、専業主夫など、厚生年金に加入していない方が受け取るの「国民年金」から確認しましょう。

国民年金から支給される老齢基礎年金の平均額は、年齢別に次のとおりです。

1.1 60歳代:国民年金の平均月額

  • 60歳:4万3638円
  • 61歳:4万4663円
  • 62歳:4万3477円
  • 63歳:4万5035円
  • 64歳:4万6053円
  • 65歳:5万9599円
  • 66歳:5万9510円
  • 67歳:5万9475円
  • 68歳:5万9194円
  • 69歳:5万8972円