3. 源泉徴収票で確定申告が必要かチェック
年金受給者のもとへは、1月7日から16日にかけて「公的年金等の源泉徴収票」のはがきが発送されています。すでに手元に届いた人も多いのではないでしょうか。源泉徴収票を見れば、確定申告が必要かどうか確かめられます。
チェックするのは「支払金額」の項目です。
老齢年金の金額は「所得税法第203条の3第1号・第4号適用分」に記載されています。もし老齢年金のほかに退職共済年金や退職年金を受け取っているのであれば、以降の欄に金額が記載されます。各欄の合計金額が400万円以下かつ、ほかの所得が20万円以下であれば、確定申告は不要です。
なお、源泉徴収票ははがきだけでなく、マイナポータルやねんきんネットでも確認できます。マイナポータルでは、1月6日までに電子送付を希望した人にのみ、1月7日から10日にかけて送付されています。令和6年分の源泉徴収票を見るには「お知らせ」をチェックしてみてください。
ねんきんネットでは、1月7日から令和6年分の源泉徴収票が閲覧できます。PDFでファイルを保存したり、印刷したりすることも可能です。
次章では、確定申告をしなかった場合の対処法を解説します。