5. 老後対策(3)個人年金保険
個人年金保険とは、自分で掛けた保険料を将来年金として受け取る民間の保険商品です。
個人年金保険には大きく分けて「定額保険」と「変額保険」がありますが、このうち定額保険は契約時に将来の返金額が確定します。
NISAやiDeCoは市場の状況によって資産が変動するため、「安定的に年金を用意したい」という人は個人年金保険が向いているでしょう。
6. 公的年金に頼らないライフプランを立てよう
国民皆年金制度が採用されている日本では、原則65歳から年金を受給することができます。
しかし、少子高齢化や物価上昇の影響を考慮すると、公的年金だけに頼るライフプランはややリスクが高いといえるでしょう。
豊かなセカンドライフを過ごすためには、現役世代のうちから老後に向けた資産形成に取り組むことが大切です。
参考資料
- 厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします~年金額は前年度から 1.9%の引上げです~」
- 総務省「2020年基準 消費者物価指数」
- 厚生労働省「iDeCoの概要」
- 金融庁「NISA口座の利用状況に関する調査結果の公表について 令和6年9月末時点(令和6年12月20日公表)」
椿 慧理