4. 現役世代のうちから老後への備えを検討しましょう
今回は、シニア世帯の貯蓄額と平均年金受給額をみてきました。
現役世代の中には、将来自分がどれくらい年金を受け取れるのか、老後までに十分に貯蓄できるのか、と不安を抱えている人も多いでしょう。
資産形成は一朝一夕にはできません。
今のうちから計画的に貯蓄をしていくことがとても大切です。
また、「資産運用」を取り入れるのも方法のひとつです。日本は現在も低金利の時代が続いており、銀行預金だけでは資産はなかなか増えません。効率よく資産形成するために、税制優遇のあるNISAやiDecoといった制度を活用するのも良いでしょう。
ただし、資産運用には元本割れのリスクも伴います。
ひとつの金融商品に資産を集中させるのではなく、複数に分散させるなどして、リスクヘッジをすることも大切です。
老後に安心できるほどの資産を築くのは簡単ではありません。早くから、計画的に、コツコツと備えていきましょう。
参考資料
橋本 優理
執筆者
大学卒業後、ほけんの窓口グループ株式会社へ入社。約300組のライフプランニングを行い、保険販売業務に従事。その後、異業種にて法人営業を経験し、株式会社エイチームフィナジーで保険EC事業の立ち上げに参画。インターネット上で保険の無料相談ができるサービスの責任者として、自身も多くの世帯のライフプランニングを行う。2023年に株式会社モニクルフィナンシャル入社。現在は、より多くの人に、より気軽に、自分に合った保険の選び方を知ってほしいとの思いでコンテンツ制作や執筆作業に従事。 2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、生命保険募集人資格、損害保険募集人資格保有。
保険の比較・見積からネット申込まで無料サポートする「ほけんのコスパ」では、「生命(死亡)保険3000万の月額保険料はいくら?データを元に必要な保障額プロが徹底解説」や「七大疾病保険は本当に必要?悩んだ時の判断ポイントと加入のメリット・デメリット」などを執筆。
監修者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
くらしとお金の経済メディア『LIMO』編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にて国内外株式、債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、個人顧客向け資産運用コンサルティング業務に従事。特に投資信託や株式、債券などを用い、顧客ニーズやライフプランにあわせた丁寧でわかりやすい資産運用の提案が強み。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』の編集長。LIMOでは厚生労働省、金融庁、総務省、財務省(国税庁)など官公庁の公開情報等をもとに公的年金(厚生年金保険と国民年金)、年金制度の仕組み、社会保障制度、貯蓄、教育、キャリアなどをテーマに執筆。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)、中学・高校社会科(公民)教員免許保有。3児のひとり親で趣味は音楽鑑賞と読書(2025年7月4日更新)