冬のガーデニングは、寒さで花が少なくなりがちですが、この時期ならではの澄んだ空気の中で、可憐に咲く植物たちと向き合う特別な時間でもあります。

特に、いくつかの植物を一つの鉢にぎゅっと植え込む「寄せ植え」は、寂しくなりがちな玄関先やベランダを、一瞬で華やかな空間に変えてくれる魔法のような存在です。

今回は、冬の寄せ植えの主役として愛されるハボタンを使い、思わず「きれい!」と声が上がるような、寄せ植えのアイデアをご紹介します。

初心者の方でも挑戦しやすいよう、筆者が「植えてよかった」と思っている、名脇役となる植物たちとの寄せ植え例も紹介しますので、ぜひこの冬、あなただけの小さな庭づくりを楽しんでみませんか。

1. そもそも「寄せ植え」って何?センスよく見せるコツは?

寄せ植えとは、一つの鉢やプランターに、数種類の異なる植物を組み合わせて植え込む園芸の楽しみ方の一つです。

それぞれの植物が持つ葉の色や形、草丈の違いを活かすことで、まるで絵画を描くように、自分だけのオリジナルな空間を鉢の中に創り出すことができます。

上手に仕上げるための最初のステップは、全体のテーマを決めることです。「お正月を意識した和モダンな雰囲気」や「春を待ちわびるような優しいパステルカラー」など、具体的なイメージを膨らませることで、花選びがぐっとスムーズになります。

また、植え込む際には、背の高い植物を後ろ側に、低い植物を手前に配置するなど、高低差を意識するのがポイントです。そうすることで、寄せ植え全体に立体感が生まれ、それぞれの植物の魅力が一層引き立つ、バランスの取れた美しい仕上がりになります。

2. うちの玄関に「植えてよかった」ホワイト&イエローの冬の寄せ植え

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白のハボタン、ネメシア、ガーデンシクラメンと、黄色のプリムラジュリアン、シルバーリーフのモクビャッコウを使った寄せ植え

撮影:LIMOガーデニング部

この寄せ植えは、冬の静かな光に映える白を基調としながら、鮮やかなイエローをアクセントに加えてみました。

主役に選んだのは、表情の異なる2種類のハボタン。シャープな印象の「切れ葉」と、レースのように華やかな「フリンジ葉」を組み合わせることで、同じ白系統でも質感に豊かな奥行きが生まれます。

そこに、まるでバラのような八重咲きのプリムラ・ジュリアンが加わることで、春を先取りしたような心躍る明るさを演出しています。

全体をふんわりと優しくまとめているのは、スーパーアリッサムや宿根ネメシアの可憐な小花たち。さらに、モクビャッコウの美しいシルバーリーフが冬らしい季節感を添え、ひっそりと顔をのぞかせるガーデンシクラメンが、凛とした気品をプラスしています。

いずれも寒さに強い植物で構成されているため、冬の玄関先を長く美しく彩ってくれる、素敵な一鉢です。

3. 寄せ植えに使用した《寒さに強い花》6選

3.1 多彩な表情が魅力!主役の「ハボタン」

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白い葉のハボタン

Pinkky_ja/shutterstock.com

冬のガーデニングシーンに欠かせないハボタンは、その名の通り、幾重にも重なる葉がボタンの花のように見えるのが特徴です。

近年は品種改良が進み、葉の縁がフリルのようになるタイプや、光沢のある葉を持つタイプ、すっとした切れ葉タイプなど、実に多彩な表情を見せてくれます。

寄せ植えの中心に据えるだけで、一気に華やかさが増します。

参考価格:200円~800円前後(3号ポット苗)

3.2 まるで小さなバラ「プリムラ・ジュリアン」

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黄色い花を咲かせている、プリムラジュリアン

撮影:LIMOガーデニング部

プリムラ・ジュリアンは、冬から春にかけて次々と花を咲かせてくれる、この季節の定番花。特に、花びらが幾重にも重なる「バラ咲き」の品種は、その豪華さから寄せ植えのアクセントにぴったりです。

赤、ピンク、黄色、白、紫など、絵の具を並べたような豊富なカラーバリエーションも魅力で、選ぶ色によって寄せ植え全体の雰囲気を大きく変えることができます。

参考価格:200円~500円前後(3号ポット苗)

3.3 可憐な小花が広がる「スーパーアリッサム」

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白い花を咲かせている、スーパーアリッサム

Alex Manders/shutterstock.com

スーパーアリッサムは、小さな花がこんもりと茂り、カーペットのように広がる植物です。

生育旺盛で、春まで長く咲き続けてくれるのが嬉しいポイント。寄せ植えでは、植物たちの株元を覆ったり、鉢の縁からあふれるように咲いたりと、名脇役として大活躍します。

ほのかに甘い香りが漂うのも魅力の一つです。

参考価格:250円~600円前後(3号ポット苗)

3.4 冬の光を反射する「モクビャッコウ」

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シルバーリーフが美しい、モクビャッコウ

撮影:LIMOガーデニング部

モクビャッコウは、産毛に覆われたような質感が美しいシルバーリーフプランツです。その名の通り、冬の柔らかな日差しを浴びて銀白色に輝く葉は、他の植物の色を鮮やかに引き立てる効果があります。

寄せ植えに一株加えるだけで、全体に明るさと上品な冬の季節感を与えてくれます。

参考価格:250円~500円前後(3号ポット苗)

3.5 ナチュラルな雰囲気を添える「宿根ネメシア」

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白い花を咲かせている、宿根ネメシア。花の中央は黄色

Traveller70/shutterstock.com

宿根ネメシアは、春と秋を中心に、条件が合えば冬でも花を咲かせる丈夫な植物です。

ふんわりとした優しい色合いの小花が、風にそよぐ姿はとてもナチュラル。やや草丈の高い植物ですがこんもりとまとまる性質なので、寄せ植えの中間部分や後方に植え込むと、全体のバランスを整えて柔らかな動きを生み出してくれます。

参考価格:300円~600円前後(3号ポット苗)

3.6 気品あふれる冬の定番「ガーデンシクラメン」

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白い花を咲かせている、ガーデンシクラメン

Orthosie/istockphoto.com

冬の花壇や寄せ植えの定番であるガーデンシクラメンは、寒さに強く、次々と花を咲かせてくれる頼もしい存在です。

すっと伸びた茎の先に咲く、凛とした花姿は気品にあふれ、寄せ植えに加えることで全体が引き締まります。比較的小ぶりな品種が多いため、他の植物との組み合わせも楽しめます。

参考価格:300円~700円前後(3号ポット苗)

4. 【ガーデニング豆知識】植木鉢の号数とサイズ一覧

さいごに、植木鉢の号数とサイズも確認しておきましょう。

植木鉢の号数とサイズ8/9

植木鉢の号数とサイズ一覧表

出所:LIMO編集部作成

植木鉢のサイズは直径3㎝刻みです。

  • 3号鉢…直径9㎝
  • 3.5号鉢…直径10.5㎝
  • 4号鉢…直径12㎝
  • 5号鉢…直径15㎝
  • 6号鉢…直径18㎝

これより大きな鉢も、鉢の号数×3が直径です。

植物に対して植木鉢のサイズが小さすぎると根が詰まり、水や肥料を吸収しづらくなってしまいます。反対に鉢サイズが大きすぎると鉢内の水が乾きにくくなり、根腐れやコバエ発生の原因に。

植え替えの際は、元の鉢サイズよりも1号大きいサイズの鉢に植え替えるとよいでしょう。

5. こちらの記事もおすすめ!パンジー・ビオラが主役の「センスのいい寄せ植え」植物6選

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紫色の花を咲かせている、鉢植えのパンジー

croquette/shutterstock.com

【センスのいい寄せ植え】冬の定番「パンジー・ビオラ」と相性抜群!おしゃれ&華やかな植物10選

こちらの記事では、冬の定番花であるパンジーやビオラを主役にした「センスのいい寄せ植えづくり」におすすめの、寒さに強い植物を10種ご紹介しています。

冬の玄関先やベランダ、お庭を華やかにしたい方、パンジーやビオラが大好きな方におすすめです。

LIMOガーデニング部