日本の公的医療保険制度は他国に比べて充実していると言われています。
「後期高齢者医療制度」とは、原則として75歳以上のすべての人が加入する公的な医療保険制度です。制度としては充実していますが、制度の内容をよく理解していない人も多いです。
この記事では、2025年度の都道府県別の保険料例一覧とともに、制度の基本や昨年12月に実施済のマイナンバーカードの一体化についても解説します。
1. 【有効期限に注意】「後期高齢者医療制度」の保険証更新について
「後期高齢者医療制度」の保険証は、毎年7月31日で有効期限が切れ、8月1日から新しい保険証が交付されます。
通常、保険証は2年ごとに更新されますが、マイナンバーカードとの一体化に対応するための特例として、2024年度は有効期限が「令和7年7月31日」に設定されています。
また、更新によって自己負担割合が変更される場合もあるため、確認が必要です。