3. 豊かな老後生活を送るために必要なお金
公益財団法人生命保険文化センターの「生活保障に関する調査」/2022(令和4)年度」によると、ゆとりある老後生活を送るために必要な生活費の月額は、平均で37.9万円でした。
老後の最低日常生活費は月額で平均23.2万円、さらにゆとりある老後生活を送るための費用として14.8万円が必要という調査結果から「37.9万円」という数字が算出されています。
なお、「ゆとりある老後生活を送るための費用」の使途で最も多かった回答は「旅行やレジャー」で60.0%でした。「日常生活費の充実」「趣味や教養」と続いており、自分の時間を楽しむための費用を多く確保したい、と考えている人が多い状況が見て取れます。
総務省統計局の資料では、65歳以上無職夫婦世帯における1ヵ月の収入合計は24万4580円でした。ゆとりある老後生活を送るためには、さらに約13.5万円の収入または取り崩しが必要となる計算です。