2. 確定申告が必要かどうか確かめる方法
自分が確定申告が必要かどうか確かめるには、公的年金等の源泉徴収票をチェックしましょう。チェックすべき点は「支払金額」の項目です。
65歳から受け取れる老齢年金の金額は「所得税法第203条の3第1号・第4号適用分」に記載されています。
65歳以上から退職共済年金や退職年金を受け取っている人は、ほかの区分に受給額が記載されます。この金額や他の欄との金額の合計が400万円以下で、ほかの所得が20万円以下であれば、確定申告は不要です。
年金以外の所得については、銀行口座の入出金履歴から所得に該当するものをピックアップしたり、不用品売却時の領収書を確かめたりするとよいです。
収入額が20万円以下でも住民税申告が必要なケースがあるため、所得がありそうな人は申告前に一度通帳へ記帳したり領収書をまとめておいたりしましょう。
では、次章では老齢年金の平均受給月額について解説します。