2. 「世帯年収」の場合は「1000万円以上」の割合がどれほど増える?

個人の年収1000万円は高い壁であることが分かりますが、世帯年収に目を向けると、その割合はどのように変わるのでしょうか。

厚生労働省の「2023(令和5)年 国民生活基礎調査の概況」によると、世帯年収1000万円以上の世帯は全体の11.6%に達しています。

夫婦の収入を合わせることで、「年収1000万円以上」となる世帯も全体の11.6%を占めるようです。

近年、共働き世帯が増加しており、専業主婦世帯を超える勢いがありますが、それでも「世帯年収1000万円以上」という世帯は依然として少数派です。

では、こうした高所得世帯の貯蓄額はどの程度なのでしょうか。