3.3 新NISAを利用して資産運用する
新NISAは、株式や投資信託などの運用をした際の売却益が非課税になる制度です。
つみたて投資枠は年間120万円、成長投資枠は年間240万円の運用が可能です。
つみたて投資枠を活用して、毎月一定額を積み立てることで、安定した資産形成が期待できます。
長期間の資産運用は、複利効果もあり、より資産を増やせることがあります。
また、効果的に資産を増やすために、ボーナスなどの臨時収入を成長投資枠への追加投資を検討するのも良いでしょう。
新NISAでは幅広い商品に投資ができますが、一方で資産運用には一定のリスクが伴います。ライフプランやリスク許容度に合わせた運用を行いましょう。
4. 老後に備えて早めに準備しよう
60歳代の厚生年金平均年金月額は9~14万円、国民年金は4~5万円と、年金収入のみでの生活は難しいとわかりました。
家計の収支見直しや収入源の確保をするなど家計を整えて、老後資金の準備は早めに始めましょう。
投資はリスクをともないます。
資産運用は、制度や金融商品について公式ホームページや新聞、ニュースなどで情報収集して、十分検討してから始めましょう。
参考資料
- 総務省「2020年基準消費者物価指数全国2024年(令和6年)11月分」
- 厚生労働省年金局「令和5年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 厚生労働省「いっしょに検証!公的年金~年金の仕組みと将来~」
- J-FLEC「家計の金融行動に関する世論調査」
- 内閣府「令和6年版高齢社会白書(全体版)」
- 厚生労働省「高年齢者の雇用」
- 金融庁「資産形成の基本」
- 厚生労働省「2023(令和5)年国民生活基礎調査の概況」
- 金融庁「NISAを知る」
円城 美由紀