3. 老後にかかるお金に備える方法3選

本格的な年金生活に入ると、生活資金や病気、ケガに備えるお金などを受給する年金収入でまかなわなければいけません。

年金収入で不足する分は、現役時代に備えた貯蓄を取り崩したり、他の収入で補ったりする必要があります。

ここでは、老後にかかるお金に備える方法を3つ紹介します。

3.1 収支の見直しをして無駄な支出を減らす

年金収入のみの生活に入る前に、収支の見直しをしておきましょう。

無駄な支出を減らして家計を整える必要があります。

家計の支出で、もっとも効率よく節約できるのは「固定費」です。

利用していないサブスクリプションサービスの料金や、携帯電話の通信費、保険料、車関係費などを見直してみましょう。

3.2 働けるうちは働いて収入を増やす

働ける間は働いて収入を増やしておきましょう。

定年年齢も65歳へ引き上げになったり、定年後も引き続いて雇用する再雇用制度の制度も整い、高齢者でも働き続ける環境は整ってきています。

内閣府「令和6年版高齢社会白書(全体版)」によると、2023年の労働力人口は6925万人でした。

労働力人口のうち65~69歳は394万人、70歳以上は537万人で、65歳以上の割合は13.4%と上昇傾向です。

体調をみながら勤務時間を調整し、無理のない範囲で働き続けることも検討しましょう。