3.2 理由2：国民年金の未納期間があるから
国民年金に未納期間があると、将来の受給額が減少してしまいます。
さらに、受給資格期間が足りない場合は、年金を受け取れない「無年金」となってしまう可能性があるため、十分な注意が必要です。
国民年金を受給するためには、「保険料を納めた期間」と「保険料免除期間」を合計して10年以上確保する必要があります。
例えば、9年11ヶ月しか納付していない場合、10年の要件を満たせず年金が支給されないため、「払い損」となってしまう恐れがあります。
そのため、自身に未納期間がないかを確認し、不足がある場合は追納を検討することが重要です。
また、国民年金保険料を後から納めることで、将来の年金額を増やせるだけでなく、社会保険料控除の適用により所得税や住民税の負担が軽減されるといったメリットも得られます。
追納を検討する際は、「追納が承認された月の前10年以内」の免除期間に限り追納が可能である点にも注意が必要です。
