2025年1月17日、日本銀行が公表した「生活意識に関するアンケート調査(第100回〈2024円12月調査〉)の結果」によると、景気観が1年前と比べて悪くなったと答えた方が、全体の約6割にもなることが分かりました。
また、1年後も「悪くなる」と考える方は全体の約40%を占めており、今後の生活に不安を抱いている方が非常に多いことも明らかになりました。
物価上昇が続く中、年金生活が目前に迫る50歳代や60歳代前半の方々の不安は特に大きいかもしれません。
本記事では、現代のシニア世代が受給する年金額がどのくらいかを確認していきます。老後対策を考える際の参考にご覧ください。
1. 【年金一覧】国民年金「60歳代・70歳代・80歳代・90歳以上」の平均月額
公的年金には「国民年金」と「厚生年金」という2種類が存在します。
自営業者や専業主婦、専業主夫など、厚生年金に加入していない方が受け取るのが「国民年金」です。
では、まず「国民年金」の年代別平均月額を確認してみましょう。
1.1 60歳代(60歳~69歳):国民年金の平均月額
- 60歳:4万3638円
- 61歳:4万4663円
- 62歳:4万3477円
- 63歳:4万5035円
- 64歳:4万6053円
- 65歳:5万9599円
- 66歳:5万9510円
- 67歳:5万9475円
- 68歳:5万9194円
- 69歳:5万8972円