【後期高齢者医療制度の保険料は月額いくら？】マイナンバーカードと保険証の一体化でどう変わったかもチェック保険料目安を一覧表でわかりやすく解説

年金収入195万円の人の2025年度の保険料例

最も高い県（福岡県）と最も安い県（岩手県）は2024年度と同じ顔触れですが、その差額は1833円にまで広がります。

地域ごとの保険料の違いは、各自治体の財政状況や医療費の支出状況などによって決まります。これにより、同じ年金収入でも住んでいる地域によって負担額が異なっています。

注意したいのが、年間の受給額が18万円以上場合、後期高齢者医療制度の保険料は原則として公的年金年金からの特別徴収（天引き）となります。

保険料の引き上げにより、年金の手取り支給額が下がることが懸念されそうです。

5. 老後資金「NISAやiDeCo」も選択肢だがリスクにも注意

今回の記事では、後期高齢者医療制度についても触れましたが、少しでもリアルなシニア世代のお金事情を想像してみていただけたでしょうか？老後生活をどう送るか、その準備は早ければ早いほど安心です。

そして、老後の準備と言えば、まずは「資産運用」を思い浮かべる人もいるでしょう。なかにはNISAやiDeCoを「やってみようかな？」と思う人もいるかもしれません。

確かに、これらは老後に向けた資産運用の選択肢として注目されていますが、リスクにも注意が必要です。

急に値動きが激しくなったり、思わぬ状況に巻き込まれたりすることもあります。

意外と盲点になるのが、生活基盤を守るための仕組み作り。健康で安定した収入があってこその資産運用だということを忘れないように。万が一のことがあっても安心して資産運用を続けられるように、しっかりと基盤を作っていくことが大切です。

今からできることを少しずつ始めて、理想の老後生活に向けて準備を整えていきましょう。