3. 後期高齢者医療制度の保険料はいくら?
後期高齢者医療制度の保険料は、被保険者の所得に応じて決定されます。保険料は「均等割額」と「所得割額」の2つの部分から構成されています。
- 均等割額:すべての被保険者が均等に負担する部分で、年額で決まっています。
- 所得割額:被保険者の所得に応じて決まる部分で、所得に対する割合で計算されます。
それぞれ都道府県ごとに「均等割額」や「所得割額の料率」が設定されるため、たとえ同じ所得であっても居住地により保険料は違います。
また、保険料は毎年見直され、前年の収入や所得に基づいて計算されます。収入が大きく変動した場合には、保険料もそれに応じて変わることがあります。
ここではまず、2024年度・2025年度の全国平均を見てみましょう。
3.1 後期高齢者医療制度の保険料率と全国平均(2024年度)
- 被保険者均等割額の年額:5万389円
- 被保険者均等割額の月額:4199円
- 所得割率:10.21%
- 平均保険料額の年額:8万4988円
- 平均保険料額の月額:7082円
3.2 後期高齢者医療制度の保険料率と全国平均(2025年度)
- 被保険者均等割額の年額:5万389円
- 被保険者均等割額の月額:4199円
- 所得割率:10.21%
- 平均保険料額の年額:8万6306円
- 平均保険料額の月額:7192円
次章では「年金収入195万円」の人の保険料例を、都道府県ごとに見ていきます。