お盆はご先祖様を思い出し、家族が集まる大切な時期です。一方で、相続に関する手続きや準備を考えるきっかけにもなります。
親族が亡くなった後、その方の銀行預金はどのように扱われるのか、意外と知られていないことも多いものです。
預金の凍結や相続手続きの流れを把握しておかないと、遺族が困ってしまうケースも少なくありません。
この記事では、相続が発生した際の銀行預金の基本的な取り扱い方法や必要な手続き、注意点についてわかりやすく解説します。家族が集まるこの時期に、もしもの時に備えて知識を整理しておくことはとても大切です。ぜひ参考にしてみてください。
1. 死亡届の提出先・期限はいつまで?
親族が亡くなったときなど、突然の相続は戸惑うことが多いものです。そんなとき、まずは死亡届の提出が必要となります。
死亡届の提出時期は、国内で死亡した場合は、死亡の事実を知った日から7日以内です。一方、国外で死亡した場合は、死亡の事実を知った日から3ヶ月以内です。国内の場合は期限が短いので、できるだけ早く手続きをしましょう。
提出先は、亡くなった場所や本籍地、または届出をする人の住所がある役所です。届け出先を間違えないように気をつけてください。