2.1 退職金を多く受け取るためには「退職理由」も重要
前章では、勤続年数別に国家公務員の退職金を確認していきましたが、退職金を多くもらうためには「勤続年数」以外に、「退職理由」も大きく影響します。
内閣官房内閣人事局の「退職手当の支給状況」によると、国家公務員の退職理由別の退職金は下記の結果となりました。
「定年退職」と「自己都合退職」では、退職金額に大きな差があり、自己都合退職の場合は10分の1程度まで退職金が減少していることがわかります。
上記から、退職金を増やすためには「勤続年数」だけでなく、「退職理由」も重要な要素であることが考えられます。
一方で、定年と同等の退職金を受け取れる「応募認定」とは、定年を迎える前に退職を希望する国家公務員が、各省庁の定める条件を満たした場合に、退職が認められる制度を指します。
この応募認定制度を活用すれば、定年を待たずに退職しても定年退職者と同等の退職金を受け取れるため、「早めに退職して新たな生活を始めたい」という方にとって良い選択となるでしょう。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
元銀行員/一種外務員資格(証券外務員一種)/LIMOマネー編集部金融ライター
一種外務員資格(証券外務員一種)。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行にて後方事務や法人営業部門のアシスタント事務を経験。その後、三井住友信託銀行に転職し、資産運用アドバイザー業務に約10年間従事。
15年以上にわたり金融機関に在籍し、現役世代からシニア層、富裕層まで延べ1000名以上の個人顧客に対し、資産運用コンサルティングや承継対策を提案。表彰歴多数。現在は、株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア『LIMO(リーモ)』、専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』にて企画・執筆・編集・監修を幅広く担当。
15年以上の金融機関キャリアに加え、自身も20年以上の投資経験(投資信託・株式・FX・金など)を持つ。金融のプロ・現役投資家・生活者(出産・育児経験)の3つの視点から、年金制度の仕組み、社会保障、NISAや住宅ローン、相続まで分かりやすく解説。Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数獲得。【2026年6月29日更新】