2.2 運用利益が非課税になる

一般的に、投資信託で得られた利益には20.315%の税金がかかりますが、iDeCoで得られた利益に対しては税金がかかりません。

例えば、5万円の運用益が出た場合、通常は1万157円の税金がかかり、手取りは3万9843円になりますが、iDeCoなら5万円がそのまま得られるということです。

本来なら税金として差し引かれる分もまとめて再投資されるため、より利益を得ることが可能になります。

2.3 受取時に所得控除を受けられる

iDeCoは、受取時に「年金」か「一時金」のどちらの受取方法にするか選択できます(金融機関によっては、年金と一時金の併用も可能)。

受け取り方法によって、以下のような所得控除が利用できます。

  • 年金で受け取る場合:公的年金等控除
  • 一時金の場合:退職所得控除

課税所得から所得控除を差し引けると、税金の負担を軽くできます。

2.4 転職や退職時に資産の持ち運びができる

転職や退職をする場合、iDeCoで積み立てた年金資産は、移換手続きをとることで持ち運びができるため、引き続き資産形成をすることが可能です。

退職して専業主婦(主夫)になる場合や、自営業になる場合でも問題なく継続できます。