1.2 「手元にお金を戻す条件」が異なる
家計の事情により、急な出費が必要となるケースもあるでしょう。
新NISAとiDeCoでは、途中、手元にお金を戻す条件が異なります。
具体的には、新NISAはいつでも途中で売却をすることが可能です。
しかし、iDeCoは、原則60歳にならなければ受け取れません。
年代にもよりますが、60歳まで原則引き出せないことを考えると、無理のない範囲で活用することが重要になるでしょう。
たとえば、病気やケガで働けなくなったり、リストラや離婚などにより生活環境が大きく変わったりするなどして、お金を引き出す必要に迫られるケースも考えられます。
そういった可能性を踏まえ、「新NISAは万が一のときでも売却できる資金」「iDeCoは老後資金」と使い分けて、金融商品や積立金額を検討することが大切です。