5. 後悔しがちなこと(5)物価高による家計への影響を考えておけばよかった

物価高による家計への影響を考えたうえで、資産運用をはじめることが大切

物価高による家計への影響を考えたうえで、資産運用をはじめることが大切

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2024年12月20日に公表された、総務省「2020年基準 消費者物価指数 全国2024年(令和6年)11月分」によると、消費者物価指数の総合指数は、前年同月と比べ2.9%増加しています。

そのため、家計に負担が生じているご家庭も多いのではないでしょうか。

物価の上昇が続いていることにより、「資産運用にあてると決めた金額」を家計から捻出するのが難しくなるケースも考えられます。

新NISAやiDeCoの活用を検討するときは、物価高を見越したうえで「資産運用にあてる金額」を決めることが大切です。

6. まとめにかえて

将来に向けた資産形成

将来に向けた資産形成

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いかがでしたでしょうか。今回は「新NISA」や「iDeCo」をはじめる前に「気付いておけばよかった...」と後悔しがちなこと5選をご紹介しました。

新NISAとiDeCoは、どちらも税制優遇制度です。

しかし、「手元にお金を戻す条件」や「非課税枠」が異なります。

そのため、違いや特徴をよく理解したうえで選択することが大切です。

2025年も引き続き、物価高により家計に負担が生じやすくなっています。

家計の状況を把握し、物価高を考慮したうえで、資産運用を検討するようにしましょう。

参考資料

安達 さやか