2. 65歳以上の無職夫婦世帯の平均貯蓄額はいくら?

次に、65歳以上の無職夫婦世帯の平均貯蓄額を確認していきます。

総務省による2023年「家計調査報告」の結果によると、世帯主が65歳以上の無職夫婦世帯の平均貯蓄額は2504万円となっています。

内訳としては、下記の通りとなっています。

  • 通貨性預金:30.1%
  • 定期性預金:33.8%
  • 生命保険など:16.5%
  • 有価証券:19.2%
  • その他:0.4%

普通預金などの通貨性預貯金を保有している割合は3割程度となっています。

ただし、2018年での割合と比較すると、通貨性預金の割合は22.6%から増加しています。一方で定期性預金は43.5%から減少しており、定期性預金の需要が減っていることもうかがえます。