5. FPからの提案

積立投資を始める際に大切なのは、「何のために、いくら準備したいのか」という目標を立てることです。これが、毎月の積立額や期間を考える基準となるでしょう。

投資には預貯金と異なりリスクがあります。自分がどれだけリスクを受け入れられるかを把握し、その範囲内で運用商品を選ぶ視点も大切になってきますね。

新NISAの「つみたて投資枠」や、iDeCo(イデコ:個人型確定拠出年金)といった税制優遇制度を活用すれば、税金を抑えながら効率よく資産を育てることにも繋がります。

無理のない金額を、根気よく積み立て続けながら、上手に資産づくりをすすめていきましょう。

6. まとめにかえて

3000万円以上の貯蓄がある世帯が、実はそこまで多くないことがわかりましたね。

何も対策をしなければ、これだけの金額を確保するのはなかなかハードルが高いでしょう。

貯金だけで備えるのも手ですが、大きく資産を育てることはなかなか難しいかもしれません。

そこで活用したいのがNISAやiDeCoなどの積立投資。ただ投資にはリスクもあるので、焦らずコツコツ時間をかけて運用するのが大切です。

「老後はゆとりを持って暮らしたい」そんな理想を叶えるために、早めの準備を始めてみてはいかがでしょうか。

参考資料

川勝 隆登