2. 65歳からは年金だけで生活できない可能性がある
60歳から65歳までの5年間の生活費を退職金で充てる場合、退職金がいくらもらえるのかがポイントになります。
厚生労働省 中央労働委員会が公表した「令和5年賃金事情等総合調査」 によると、学校を卒業後、直ちに(大卒は22歳、高卒は18歳、短大・高専卒は20歳または21歳)入社して、同じ企業で定年まで勤務した場合の男性の平均退職金は、大卒で2139万6000円、高卒で2019万9000円です。
これらの金額から考えると、前章で計算した5年間の生活費1410万をカバーできるため、60歳から65歳までの5年間を退職金で生活することは可能といえます。